W杯で販売できなかったビールの行方は? バドワイザーが発表

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開幕直前にドーハで展示されていたバドワイザーのW杯ロゴ入り缶=18日/Patrick T. Fallon/AFP/Getty Images

開幕直前にドーハで展示されていたバドワイザーのW杯ロゴ入り缶=18日/Patrick T. Fallon/AFP/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) ビール大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブは、サッカー・ワールドカップ(W杯)のスタジアムで販売できなかった大量のビール「バドワイザー」を、W杯の優勝国に贈呈すると発表した。カタールで開かれているW杯では開幕直前になってアルコールの販売禁止が決まり、バドワイザーが大量に余っていた。

バドワイザーのツイッターアカウントは倉庫で山積みになったビールケースの写真を投稿し、「優勝国にバドを進呈。受け取るのは誰?」と書き込んだ。CNN Businessに寄せた声明でも「W杯のスタジアムから優勝国のファンにお祝いを届けたい」と述べ、この計画を確認した。

アンハイザー・ブッシュ・インベブは、「決勝が近づいたら詳細を明らかにする」とコメントしている。

カタールはW杯開幕の数日前になって、スタジアムでのアルコール販売はできないと発表。バドワイザーはノンアルコールの「バドワイザー ゼロ」しか販売できなくなった。

イスラム教国のカタールでは、アルコールの販売や消費が厳格に規制されている。

報道によると、アンハイザー・ブッシュ・インベブは7500万ドル(約100億円)を投じてFIFAのスポンサー契約を獲得したとされ、スタジアムでの販売中止は宣伝戦略にとって痛手だった。ただ、リオネル・メッシやネイマール・ジュニアを起用したテレビCMには影響は及んでいない。

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