乗客の荷物を一切積まず離陸、地上職員足りず スイス旅客機

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スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)の便で、搭乗した乗客が預けた荷物を1個も積まずに離陸する出来事があった/Fabrice Coffrini/AFP/Getty Images/File

スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)の便で、搭乗した乗客が預けた荷物を1個も積まずに離陸する出来事があった/Fabrice Coffrini/AFP/Getty Images/File

(CNN) スイスの航空大手「スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)」は21日までに、同国チューリヒ発、スペイン・ビルバオ行きの便で搭乗した乗客が預けた荷物を1個も積まず、離陸する失態が起きたと報告した。

地上職の人員不足が原因とした。WKK206便での珍事で、エーデルワイス航空に代わりSWISSが運航を担当していた。離陸も遅れていたという。

預け荷物がなかったためか、同機は夜間の飛行禁止時間帯に邪魔されることもなく折り返し便としてチューリヒへ戻ることが可能となっていた。

SWISSの報道担当者によると、搭載しなかった荷物の大半はビルバオへ翌日運んだ。
残りの荷物は翌々日に届けたという。報道担当者は「乗客のいらだちや怒りは深く承知している」とし、預け入れ荷物などの処理方法について「再検討している」と釈明した。

一方、日本航空はこのほど、目的地のホテルに到着した際、レンタルした複数の衣類が準備されているサービスを開始した。

乗客が衣類を詰め込んだ荷物を持参する必要がない身軽さなどを宣伝している。旅客機に積み込む荷物を減らし、機材の燃費の向上や二酸化炭素の排出量削減の効果を狙っているともした。

同サービス「Any Wear、Anywhere」は来年8月までを対象に試験的に導入している。

借りた衣類は滞在が終えたら返却が必要。その後、洗濯などされ、このサービスで再度利用される。貸し出す衣類は季節も考えて豊富に取りそろえているとしている。使用料金はレンタル期間を通し34~48ドル(約5030〜約7100円)となっている。

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