「恩赦は演出」、釈放のメンバーが批判 反プーチンバンド

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プッシー・ライオットのメンバーに話を聞く

(CNN) ロシアのプーチン大統領を批判するパフォーマンスで罪に問われて服役していたパンクバンド「プッシー・ライオット」のメンバー2人が23日、同国で成立した恩赦法によって釈放された。

釈放されたのはマリア・アリョーヒナさんとナジェジダ・トロコンニコワさん。当時首相だったプーチン氏批判のパフォーマンスでフーリガン(乱暴)行為の罪に問われ、禁錮2年の判決を言い渡された。刑期満了は2カ月後に迫っていた。

シベリアの刑務所から釈放されたトロコンニコワさんは今回の恩赦について、来年2月のソチ冬季五輪を前に政府のイメージアップを図るための演出だと批判した。

トロコンニコワさんは服役中にモルドビア刑務所の過酷な環境に抗議してハンストを展開。今年10月、治療のためシベリアの刑務所に移送されていた。

今後はロシアの刑務所の悲惨な現状を訴えることによって服役中の人たちを助けたいと話している。ただ今は、モスクワにいる5歳の娘や家族に早く再会したいと語った。

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