イスラエルの水泳選手にブーイング ドーハの世界選手権

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水泳の世界選手権で18日に銀メダルを獲得したアナスタシア・ゴルベンコ選手/Oli Scarff/AFP/Getty Images

水泳の世界選手権で18日に銀メダルを獲得したアナスタシア・ゴルベンコ選手/Oli Scarff/AFP/Getty Images

(CNN) カタールの首都ドーハで開催された水泳の世界選手権で、イスラエルの女子選手が客席からブーイングを受けた。

イスラエルのアナスタシア・ゴルベンコ選手(20)は18日、400メートル個人メドレーで銀メダルを獲得。競技後の記者会見で、客席の一部からブーイングと歓声が同時に寄せられるのが聞こえた。

ゴルベンコ選手はウクライナ出身の両親を持つが、イスラエルで生まれ育った。

会場で記者団に「厳しい時期に母国を代表してここにいるのは大変うれしい。イスラエル国旗の下に出場することは、私自身にとっても母国にとっても大きな意味を持つ。これが私の精いっぱいです」と話した。

世界水泳連盟は、「イスラエル初のメダルが取れたことを誇りに思う」「感情の起伏が激しい1週間だったが、最終日に個人ベストを達成できたのは大きい」との発言を紹介している。

ロイター通信によると、同選手はプールエリアから退場する時と、メダル授与式でもブーイングを受けた。

イスラエル選手団の世界選手権出場はもともと、現地のメディアや親パレスチナ団体から批判を浴びていたとされる。

ゴルベンコ選手はその後、ロイター通信とのインタビューで、やじを飛ばされたのはこの日が初めてではないと認めた。そのうえで「騒音が聞こえても私は耳栓をして、自分のゾーンにいる。自分の大好きなスポーツをするため、母国を代表するためにここにいる」「それが気に入らない人がいても、私の問題ではない」と話した。

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