ネックレス材料の「キリンの糞」を持ち込み廃棄 米空港

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女性のかばんから動物のキリンの「糞(ふん)」が入った箱が見つかった/CBP

女性のかばんから動物のキリンの「糞(ふん)」が入った箱が見つかった/CBP

(CNN) 米ミネアポリス・セントポール国際空港でアフリカ東部ケニアへの旅行から戻った女性のかばんの中に動物のキリンの「糞(ふん)」が見つかり、動物検疫上の理由で没収され「蒸気消毒の末に廃棄される」処分がこのほどあった。

米税関・国境警備局の報道発表文によると、先月29日の出来事で、女性はケニアで入手した糞の所持を申告した上で、「ネックレス用の材料にするつもりだった」と説明したという。

以前には米アイオワ州にある自宅でヘラジカの糞を生かした宝飾類を制作したことも明かしたという。

同局は「糞便を米国内に持ち込む行為は本当に危険」と強調。「この女性が米国に入国時に持ち込み品を報告せず、(キリンの糞でつくった)宝飾品に誰かが触った場合、深刻な健康障害が起きる可能性が高い」とも警告した。

食物を胃から再び口の中に戻してかむ習性がある動物の糞を米国内へ持参するには動物検疫上の許可が必要となっている。ケニアではアフリカ豚熱、ニューカッスル病や手足口病といった伝染病が起きているとも注意を促した。

キリンの保護団体によると、キリンはケニアの地方政府が管轄する地域47のうちの27に生息。キリンの個体数が全土で減っているためキリンに根差すともみられる疾病への関心は乏しいという。

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