ハワイのキラウェア火山、3カ月ぶりに噴火

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米ハワイ島のキラウェア火山が、ほぼ3カ月ぶりに噴火した/KHNL/USGS

米ハワイ島のキラウェア火山が、ほぼ3カ月ぶりに噴火した/KHNL/USGS

(CNN) 米ハワイ州ハワイ島のキラウェア火山でほぼ3カ月ぶりに噴火が始まった。米地質調査所(USGS)によると、噴火口の1つで10日、内部の溶岩流噴出が確認された。

噴火は現地時間の午後3時15分、ハワイ火山国立公園にあるキラウェア山山頂のハレマウマウ火口で始まった。キラウェアはハワイ島で最も活動が活発な火山で、2020年以来、数回にわたって噴火している。

USGSによると、11日までには噴火の状態が安定し、警戒レベルが引き下げられた。当初は非常に高かった噴出率が低下し、インフラを脅かす状況ではなくなったとしている。

キラウェア火山の噴火警戒レベルも「ハワイ火山国立公園内の危険な立ち入り禁止区域外で火山灰が大気中に放出される恐れはない」として、赤からオレンジに引き下げられた。

10日に噴火が始まる前には、強い地震活動や山頂の急激な隆起が観測されていた、

映像には、火口底部の亀裂から溶岩が噴き出す様子が映っていたが、この活動は火口内部に限られていた。

ハワイ緊急事態管理庁は10日、「現時点でキラウェアの溶岩は山頂に限られており、集落が溶岩の危険にさらされることはない」としていた。

ただしUSGSは、強風に乗って軽量の粒子が遠方まで運ばれる可能性はあると述べ、そうした火山粒子に注意するよう住民や観光客に呼びかけている。

キラウェア火山の噴火は今年6月以来。この時は溶岩が約60メートルの高さまで噴き上がった。この噴火は同月19日に終息した。

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