新たな激戦州ジョージア、前回はバイデン氏が僅差で勝利

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選挙集会で演説するドナルド・トランプ氏=9日、米ジョージア州ローム/Chip Somodevilla/Getty Images

選挙集会で演説するドナルド・トランプ氏=9日、米ジョージア州ローム/Chip Somodevilla/Getty Images

(CNN) 11月に行われる米大統領選の本選で、ジョージア州への注目が高まっている。2020年に行われた前回の大統領選では、ドナルド・トランプ大統領(当時)が州務長官を含む州の当局者らに対して、自身が同州で勝利するための十分な票を「発見」するよう呼び掛けた。こうした行いをめぐり、選挙結果を覆そうとしたとして、トランプ氏やその顧問らが起訴されている。

ジョージア州は大統領選での激戦州としては比較的新しい存在だ。

20年の大統領選では、民主党候補だったジョー・バイデン氏の勝利に貢献。21年の上院選の決選投票では民主党が2勝して上院の支配を確実にした。

22年の上院選でも民主党候補が勝利して上院の支配を維持した。

一方、22年の知事選では共和党のブライアン・ケンプ知事が再選を果たした。22年の知事選での得票差は約30万票で、約5万票差だった18年の知事選から差を広げた。

20年の大統領選で黒人有権者の割合は29%。バイデン氏は黒人有権者の88%を獲得した。16年の選挙では黒人有権者の割合は30%で、民主党候補だったヒラリー・クリントン氏が89%の票を獲得していた。08年の大統領選では民主党候補のバラク・オバマ氏が黒人有権者の98%を獲得した。

ジョージア州はアトランタとその周辺は州内でも最も民主党の支持が強い地域。郊外は歴史的に共和党が強いが、近年は裕福な地域の多くが民主党支持に傾いている。

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