ウクライナの港を出発する船が増加、新しい回廊を経由して黒海通過

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ばら積み貨物船が臨時回廊を通って黒海のチョルノモルスク港に向かう様子/AFP/Getty Images

ばら積み貨物船が臨時回廊を通って黒海のチョルノモルスク港に向かう様子/AFP/Getty Images

(CNN) より多くの船舶がウクライナが自主的に宣言した「人道回廊」を使って黒海を通過していることがわかった。ウクライナと米国の当局者が明らかにした。

黒海からの穀物輸出に関する協定が7月にロシアの離脱によって破たんして以降、ウクライナは新たな回廊を設定した。

米国のブリンク駐ウクライナ大使はX(旧ツイッター)への投稿で、さらに3隻の船舶が回廊を抜けて世界市場に向かい、5隻が積み込みを待っていると明らかにした。

ブリンク氏は「ウクライナの輸出が、ウクライナ経済と世界の食料供給に極めて重要だ」と述べた。

ウクライナのクブラコウ・インフラ相は、穀物や鉄鉱石を積んだ船3隻が週末、黒海のチョルノモルスク港とピウデンニー港から出発したと明らかにした。クブラコウ氏によれば、この貨物船は、12万7000トンの製品を輸出するために、ウクライナ海軍が設定した一時的な回廊を利用している。

クブラコウ氏によれば、積み込みを行っている5隻の船舶は約12万トンのウクライナ産穀物をアフリカと欧州に運ぶ見通し。

ロシアが穀物輸出の協定から離脱して以降、世界市場へ穀物を輸出するために黒海の港を利用する船の数は激減した。インフラ省によれば、これまでに10隻の船舶が貨物の輸送を終えている。

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