35歳のノボア氏、エクアドル次期大統領に

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投票する有権者

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(CNN) 南米エクアドルで15日、大統領選挙の決選投票が行われ、バナナで財を成した実業家の息子で中道右派のダニエル・ノボア氏(35)が勝利した。

エクアドルの選挙管理委員会によると、決選投票では1000万人以上が票を投じ、ノボア氏は52.3%(482万9130票)を獲得した。

第1回投票で1位だった左派のルイサ・ゴンサレス氏の得票率は47.7%(440万4014票)だった。

元国会議員のノボア氏は、若者の雇用機会創出、外国からの投資呼び込み、ITを活用した犯罪対策、腐敗防止などの公約を掲げていた。

開票結果を受けてノボア氏は「新しく、若く、不可能とさえ思える政治プロジェクトの一員となってくれた全ての人に感謝する。政治プロジェクトの目標は、この国に笑顔を取り戻すことにある」と報道陣に語った。

破れたゴンサレス氏は、左派のラファエル・コレア元大統領が推す候補で、公共支出や社会政策の強化、貧困や不平等といった暴力の根本原因解決による治安問題への対応を公約としていた。

ゴンサレス氏は敗北を認め、ノボア氏に祝意を表した。

今回の大統領選は8月20日の第1回投票を前に、候補者の1人だったフェルナンド・ビジャビセンシオ氏が暗殺される事件が発生。15日の決選投票は、全土の投票所に警察や軍が配備される厳重警戒の中で行われた。

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