ネパール北西部でM5.6の地震、129人死亡 死者増える恐れ

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震源に近いジャージャルコートの病院の前に集まる人々/Balkumar Sharma/AFP/Getty Images

震源に近いジャージャルコートの病院の前に集まる人々/Balkumar Sharma/AFP/Getty Images

カトマンズ(CNN) ネパール北西部で3日夜、地震が発生し、警察によると少なくとも129人が死亡した。当局者は複数の建物が倒壊したと述べ、死者数が増える可能性を警告した。

米地質調査所(USGS)によると、地震の規模はマグニチュード(M)5.6で、カルナリ州ジュムラから約42キロの地点を襲った。震源の深さは18キロと比較的浅く、インドの首都ニューデリーでも揺れが感じられた。

ネパール警察の報道官はCNNの取材に、これまでに129人の死亡、140人の負傷が確認されたと明らかにした。

震源に近いジャージャルコートでは92人の死亡、55人の負傷が確認された。付近のルカム・ウェストでも37人が死亡、85人が負傷したという。

ネパールはインドプレートとユーラシアプレートがぶつかってヒマラヤ山脈を形成する地域に位置しており、地震が多発する。

2015年に起きたM7.8の地震では少なくとも9000人が死亡、民家などの建物100万棟が損傷し、60億ドル(現在のレートで約8960億円)の被害が出た。

震源は首都カトマンズの西約500キロ。当局者がロイター通信に語ったところによると、震源付近の山岳地帯と連絡が取れていないことから、死傷者数はさらに増える可能性があるという。

インドのモディ首相は犠牲者の遺族に弔意を示し、X(旧ツイッター)で「ネパールの地震による人命喪失と被害に深い悲しみを覚える」「インドはネパールの人々と連帯しており、あらゆる可能な支援を提供する用意がある」などと述べた。

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