バングラデシュ総選挙 ハシナ首相が連続4期目へ、野党はボイコット

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投票を行う男性=7日、バングラデシュ首都ダッカ/Mohammad Ponir Hossain/Reuters

投票を行う男性=7日、バングラデシュ首都ダッカ/Mohammad Ponir Hossain/Reuters

(CNN) 7日に投開票されたバングラデシュ総選挙で与党アワミ連盟(AL)が勝利し、同党を率いるハシナ首相の4期目続投が確実になった。

ALが勝利してハシナ氏が首相に就くのは通算5期目で、同氏は2009年から続投中。すでに、女性の政権トップとして世界最長の在任期間を記録している。

野党はハシナ氏に対し、辞任して中立の選挙管理内閣を設置するよう求めていた。同氏がこれを拒否したため、最大野党のバングラデシュ民族主義党(BNP)は総選挙をボイコットした。

選管責任者が7日朝までに発表したところによると、投票率は低く、40%にとどまった。

投票用紙を見せるハシナ首相=バングラデシュ首都ダッカ/Altaf Qadri/AP
投票用紙を見せるハシナ首相=バングラデシュ首都ダッカ/Altaf Qadri/AP

ハシナ氏は首都ダッカでの記者会見で「わが国は独立した主権国家。小さな国かもしれないが、人口は多い」と強調。「この国に必ず民主主義を存続させたい。民主主義がなければ発展はあり得ない」と述べた。

だが国内では政治的暴力や有権者に対する脅迫の横行が指摘され、人権団体はハシナ政権が一党支配体制に向かっていると警告を発してきた。

バングラデシュは経済難にも直面し、昨年は国際通貨基金(IMF)から50億ドル(約7200億円)近い融資を受けた。IMFは同国に対し、インフレ抑制のために金融政策を引き締め、為替レートの柔軟性を高めるよう求めている。

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