トランプ氏含む19人を起訴、選挙結果覆す画策で 米ジョージア州大陪審

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トランプ前米大統領/Lyndsay Dedario/Reuters

トランプ前米大統領/Lyndsay Dedario/Reuters

(CNN) トランプ前米大統領による2020年大統領選の結果を覆す画策を調べていた米南部ジョージア州フルトン郡の大陪審は14日、トランプ氏を含む19人を起訴した。

起訴状は98ページに及ぶ。

被告にはトランプ氏のほか、顧問弁護士だったルディ・ジュリアーニ氏、大統領首席補佐官だったマーク・メドウズ氏、陣営弁護士だったシドニー・パウエル氏などが含まれる。

トランプ氏は自身の画策に起因する13の罪状で起訴された。

大陪審は、選挙結果を覆すための幅広い共謀にトランプ氏が加わっていた疑いで、RICO法(集団暴力・腐敗組織法)違反での起訴も認めた。その他の共謀の罪状や、他の公職者の宣誓違反を教唆した複数の罪状、虚偽陳述などの罪でも起訴した。

検察は起訴状の冒頭、トランプ氏に「有利に」選挙結果を変えようとする共謀が存在したと記述。「トランプ氏が2020年11月3日、米大統領選に負けた。負けた州の一つがジョージア州だった。トランプ氏や他の被告は敗北を受けるのを拒んだ」とした上で「彼らは承知の上で、故意に、違法にトランプ氏有利に選挙結果を変える共謀に参加した」と述べた。

RICO法違反での起訴は被告19人全員が対象となっている。

起訴状には41の罪状が記載され、被告以外に起訴されていない30人の共謀者の存在も記述されている。

トランプ氏は現在、24年大統領選の共和党候補者争いで先頭を走る。刑事事件で起訴されたのは今回で今年4度目。過去3回のいずれの事件でも無罪を主張し、政治的な動機に基づく起訴だと批判を展開している。

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