米空港で愛犬が行方不明、航空会社の手違いで脱走 飼い主の苦悩続く

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マイアは生後1カ月の時に、迷い犬の保護活動をしていたロドリゲスさんが発見した/Paula Rodriguez

マイアは生後1カ月の時に、迷い犬の保護活動をしていたロドリゲスさんが発見した/Paula Rodriguez

しかし搭乗口に着いた時、マイアの姿はなかった。ロドリゲスさんは搭乗を促されたが、「愛犬がどこにいるのか分からないのに搭乗はできない」と拒んだという。

搭乗は1時間後に出発するプンタカナ行きの便に変更になった。当初到着予定だったサントドミンゴからは車で2時間半ほどの距離だったが、単純な手違いだと思っていたロドリゲスさんは、マイアが間に合うのならと快諾した。

しかしマイアは現れなかった。ビザなしで24時間以上米国に滞在することはできないと告げられ、ロドリゲスさんはマイアと会えないまま搭乗するほかなかった。

機内ではパニック障害に見舞われた。マイアは生後1カ月の時に、迷い犬の保護活動をしていたロドリゲスさんが発見し、以来、片時も離れたことはなかった。一緒にいないことには耐えられなかった。

プンタタカナに到着するとすぐ、届けを出した。サントドミンゴの空港には、万が一マイアが到着した場合に備え、母親が向かった。

「デルタにも、アトランタ空港にも、サンフランシスコにも電話した。考えられる限りの書類を書いた。アトランタ中の保護施設や獣医師に電話した。答えがないまま、2日間、苦しみ続けた」とロドリゲスさんは言う。

サントドミンゴのデルタ担当者から電話があったのは、マイアが行方不明になった2日後の21日だった。

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